ベトナムの世界自然遺産「フォンニャケバン国立公園」に行ってきました。
ベトナム中部のドンホイに滞在しツアーに参加しました。
ドンホイという地名も初めて知ったので訪問するには行き方や交通費など、ハードルが高いのでは？と思いましたが、意外と行きやすい場所でした。訪れた洞窟は壮大で幻想的で美しく一見の価値ありです。
洞窟外でも見どころ満載。夏季に訪れればビーチリゾートも楽しめるようです。
フォンニャケバン国立公園について
ベトナムのクアンビン省のボーチャック県およびミンホア県にある国立公園です。
2003年7月3日、ユネスコによってベトナムで5番目となる世界遺産に登録されました。
約123,300haの面積のほとんどが原生林で、大小約300の洞窟と多種多様の植物、動物が生息している大自然の国立公園です。
詳細情報は下記ウェブサイト参照
公式ウェブサイト
https://phongnhakebang.vn/
ユネスコ紹介ページ
https://whc.unesco.org/en/list/951/
旅の季節
ベストシーズン：1月～８月の乾季（3月～4月がベスト）
4月～10月は気温が高くなり、6月には最高気温が35度くらいまで上がるので日焼けと暑さ対策が必要です。
9月～12月は雨期で水位が上昇したら入れなくなる洞窟もあり、特に9月～11月は台風シーズンで避けた方がいいようです。
また、気温が低くなる12月～3月は防寒対策は必要です。
筆者が訪問したのは12月の終わりでしたが、ツアー内容にある場所すべてに訪れる事ができました。パラダイスケイブでは、乾季では歩いて行くところを船で進むというアトラクション要素もあり、観光客も多すぎず少なすぎず、個人的にはいい時期に訪れたと思っています。
アクセス
フォンニャケバン国立公園へはドンホイからのアクセスが便利です。
ドンホイより内陸側に約50㎞（車で約1時間）、まずはドンホイまで行きツアーに参加するか、個人でも行く事ができます。
飛行機
ドンホイへは、ハノイからベトナム航空とBanboo Airline、ホーチミンからベトナム航空とベトジェットエアの直行便が就航しています。（2023年5月時点）
どちらも1時間半前後の飛行時間
電車
ベトナム統一鉄道にドンホイ駅があります。筆者は行きはダナンからドンホイ（約6時間）へ、帰りはドンホイからハノイ（寝台列車に1泊、約10時間）へ電車で移動しました。
ドンホイ駅からホテルまではグラブタクシーを利用しました。
【ご参考】
ベトナム統一鉄道については別の記事で紹介しますが公式サイトはこちらです
https://dsvn.vn/#/
筆者は日本語で予約できるこちらのサイトを利用しました
ツアーについて
今回はフォンニャ洞窟やパラダイス洞窟などが盛り込まれた２日間のツアーに参加しました。
費用：110ドル(2,300,000ドン)／人
利用したツアー会社（ネット予約）
https://phongnhaexplorer.com/en/
- DAY １ホテルでピックアップ
パラダイス洞窟（Paradise Cave）
ランチ（Lunch）
ジップライン（Zip Line）
ダークケイブ（Dark Cave）
※水着で着水するダークケイブは寒さのためパスしました
カヤック（Kayak） - DAY ２ホテルでピックアップ
ボタニックガーデン（Botanic Garden）
ランチ（Lunch）
フォンニャ洞窟（Phong Nha Cave）服装と持ち物
ツアー会社の案内をよく確認することをオススメします。
特に服装や履物（運動靴など）については注意が必要です。
またダークケイブで着る水着ですが、ポケット付きや服型はNGでした。
今回参加したツアーではランチとペットボトルの水、救急セットが用意されていました。虫よけ対策や、季節によっては日焼け対策をするといいと思います。
１日目、２日目は違うガイドでしたが、どちらも人柄が良く気配りがあり、親切で丁寧な案内をしていただきました。※案内は英語
ツアー終了後、ピックアップ時に申告をすればホテル以外にも送っていただけます。
筆者は夜は電車移動だったのでドンホイ駅へお願いをしました。
支払いは現金のみで、2日にまたがるツアーの支払いは注意が必要！
1日目に支払いをしたが、2日目のガイドに連携されておらず、支払い時に請求書と現金を撮影していたのでそれを見せてガイドが会社に連絡をし支払い済を確認という事がありました。
ツアーの主な見どころ
パラダイス洞窟
入口から階段で降りて整備されている歩行路を1ｋｍ程進んで行きます。まずは洞窟の規模の大きさに圧倒されます。長い年月をかけて自然が作り出した芸術は、その名の通り天国にいるような幻想的で美しい世界が広がっていました。
様々な形の鍾乳洞があり、それぞれどんな形に見えるのか考えてみるのも、お楽しみポイントです。
ランチ
ランチは数名ずつ囲んでのバイキング形式でした。とても美味しかったです。海外でのツアー参加は見ず知らずの人たちと囲んでいただくご飯も楽しみの一つとなりますね。今回一緒だったのは、ドイツ人の父とベトナム人の母とその息子のファミリーでやさしく気さくな方たちでした。
ちなみに、ツアー二日目のランチは町食堂でいただきましたが食べきれない程いろいろなメニューがあり、こちらも美味しかったです。
ジップライン／カヤック
パラダイス洞窟からダークケイブに向かうのにジップラインを体験します。雄大な景観を見ながら風をきって進むジップラインは、長さもあり爽快です。
大自然の中のカヤックは見応えもあり癒されます。また、飛び込みやミニジップライン等アクティビティを楽しむ事ができます。
ボタニックガーデン
まずは入口でガイドからベトナム戦争時の話を聞きました。その後、小川も流れる豊かな森の中を進んで行きます。途中、滑りやすい岩もあり、気を付けながら降りて行きます。
そんな険しい道のりを進んだ先には、雄大な滝が出迎えてくれます。とても間近で眺められ、その大きさ、迫力には脱帽です。今回は雨季だったため、水量も多かったです。
フォンニャ洞窟
大小300以上の洞窟の中でも規模が大きいとされているフォンニャ洞窟。
漕手がボートを漕いでくれ、洞窟内に入りしばらく進んだ後に徒歩で見て回ります。
2億5000万年という長い時間をかけて形成された鍾乳洞は、神秘的で息を呑むほどの美しさで、様々な顔を見せてくれます。
ガイドの案内によると、ベトナム戦争時に隠れがや、野戦病院として使われていたそうです。
ご飯と買い物
2泊滞在したホテルはドンホイ駅から離れており、冬季だったためか周りには開いているレストランがあまりありませんでした。少し歩いたところにバーベキューのお店があり、ツアーガイドからも勧められましたが、値段が高めだったので、夕食は2日間ホテルで食べる事にしました。チャーハンや麺類、サラダ、ピザなど、オーソドックスなメニューで食べやすかったです。
軽食やお菓子や飲み物など、必要なものがあればドンホイ駅の徒歩圏内に現地価格で安く購入できるスーパーもあるので、入手してからホテルに向かう事もオススメします。
乾季に行けば海沿いに露店なども並ぶそうなのでまた違うかもしれません。
宿泊したホテルはこちらでした。丁寧な接客で部屋も広くてキレイでした。朝食バイキングも充実していて美味しかったです。
ドンホイ駅からGrabタクシーで行きました。
まとめ
フォンニャケバン国立公園を代表する2大洞窟に訪れましたが、想像を絶するほどの壮大さと美しさは、画像や文章だけでは伝えきれません。
2日間のツアーに参加しましたが1日でも充分楽しめると思いますし、アクセスもそんなに難しくはありません。フエからのツアーもあるようです。
この記事を読んでいただいた方にも、ぜひ体験していただきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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