カトマンズは、古代から続く宗教文化と歴史が織りなす神秘的な都市。その中でも「3大聖地」と呼ばれるパシュパティナート、ボダナート、そしてスワヤンブナートは、訪れるべき場所として多くの人々に愛されています。パシュパティナートの神聖な雰囲気、ボダナートの雄大なストゥーパそしてスワヤンブナートの静寂と眺望、。それぞれが持つ個性と魅力は、カトマンズの旅を特別なものにしてくれるはずです。この記事では、これら3つの聖地を巡りながら、その魅力に触れてみましょう。カトマンズを訪れるなら、ここは外せません!
パシュパティナート(Pashupatinath Temple)

パシュパティナートの概要
宗教: ヒンドゥー教の重要な寺院、シヴァ神を祀る
入場料: NPR 1000(当日のみ有効)
特徴:
◇ ヒンドゥー教徒の巡礼地として重要な寺院
◇ バグマティ川沿いで行われる火葬や儀式は神聖視されている
◇ 雄大な建築様式とユニークな塔や彫刻が印象的
◇ 毎年シヴァラトリ祭で多くの巡礼者が集まる
◇ ユネスコ世界遺産に登録されている文化的価値の高い寺院
注意点:
◇ メイン寺院はヒンドゥー教徒以外入場禁止 外観のみ見学可能
◇ 火葬場や儀式の様子は遠くから見学可能 礼儀を忘れず静かに行動すること
◇ サドゥー(聖人)の写真撮影は有料 撮影後にお金を要求されることが多い
パシュパティナートの魅力と見どころ
パシュパティナートは、ネパール最大級のヒンドゥー教寺院で、シヴァ神を祀る聖地として世界的に知られています。ユネスコ世界遺産にも登録されており、バグマティ川のほとりに建つその壮麗な姿は、多くの巡礼者や観光客を魅了します。この寺院は、インド亜大陸にある4大シヴァ寺院のひとつとしても知られ、ヒンドゥー教徒にとって非常に重要な宗教的中心地です。
特に、シヴァ神の姿である「パシュパティ(動物の主)」に捧げられた祭事が盛大に行われることで有名です。本殿への入場はヒンドゥー教徒のみに限られていますが、非ヒンドゥー教徒でも外側から独特な建築や神秘的な雰囲気を十分に楽しむことができます。
寺院周辺では、毎日バグマティ川沿いで火葬の儀式が行われています。対岸からその様子を眺めましたが、そこには厳かで静かな雰囲気が漂っていて、不思議と心が落ち着くような感覚を覚えました。生と死が自然に受け入れられている空気を感じ、その場の空気に引き込まれるようで、気がつけば静かに見入ってしまっていました。最初は火葬を見ることに少し戸惑いもありましたが、実際に目の当たりにすると、どこか穏やかで自然な流れの中で行われているように感じました。
パシュパティナートで見かける、顔や体にペインティングをした派手な装いのおじいさんたちは「サドゥー」と呼ばれる修行者です。観光客に写真をすすめてくることが多く、撮影後にお金を要求されることも一般的です。写真を撮る際は、事前に了承を得て楽しみましょう。

パシュパティナートの行き方
所在地: カトマンズ市内、バグマティ川沿い
アクセス:
◇タクシー: タメル地区から約20~30分、料金の目安 NPR 300~500
◇ローカルバス: 約20~30分 NPR 20~30
◇徒歩: 空港から徒歩約25分
こちらへはローカルバス(マイクロバズ)で行けます。ラトナパークのバスストップからカトマンズ盆地の主な観光地へはだいたいこちらから行けます。バスを見ただけではどこ行きかわからないので、マイクロバス乗務員か運転手に口頭で聞いてまわります。「パシュパティナート」で通じました。
パシュパティナートへはラトナパークのバスストップからローカルバス(マイクロバズ)で行けます。ラトナパークのバスストップはカトマンズ盆地のだいたいの観光地行きのバスが集まる便利な場所です。ただ、バスを見ただけでは行き先がわかりにくいため、乗務員や運転手に「パシュパティナート?」と直接確認して乗る必要があります。
わたしは途中の「JAMAL」というバスストップから乗りました。運賃はNPR 20でしたが、ラトナパークからだと少し高くなるかもしれません。乗る際に行き先を伝えると、マイクロバスの乗務員が目的地に着いた時に声をかけてくれました。ただ、必ず声をかけてもらえるとは限らないため、私はGoogleマップを確認しながら乗車することがあります。運賃は降りる時に支払いました。
パシュパティナートからボダナートまでは、徒歩で約35分ほどで行けます。私は歩くのが好きで、歩くからこそ出会える景色や出来事をいつも楽しんでいます。今回もGoogleマップを見ながら歩いて移動したのですが、途中でシヴァ寺院を見つけたり、そこでネパールの子供たちに話しかけてもらったりと、素敵な時間を過ごしました♪
マイクロバスでパシュパティナートに着く直前に乗務員が「パシュパー」と声をかけてくれました。聞きなれない言葉だったので「パスポート」と聞き間違えてしまい、なんで?と思いながらもパスポートをバッグから出したら周りの人たちに笑われました。温かい笑顔でしたが恥ずかしかったです( ´艸`)
ボダナート(Buddha Stupa)

ボダナートの概要
宗教: チベット仏教の聖地
入場料: NPR 400(当日のみ有効)
特徴:
◇ネパール最大のストゥーパ(仏塔)
◇ストゥーパに描かれた「仏陀の目」が象徴的
◇周辺にはチベット文化の僧院やお店が並ぶ
◇ 夕方にはライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれる
◇時計回りに歩いて祈る巡礼者の姿が印象的
注意点:
◇ ストゥーパを歩く際は時計回り(チベット仏教の習慣)に回ること
◇ ストゥーパ周辺の店舗や露店は観光価格になっている場合があるため、交渉するのもあり
◇ 祈りの旗やマニ車に触れる際は、地元の習慣に配慮して慎重に
ボダナートの魅力と見どころ
ボダナートは、カトマンズ盆地に位置する仏教徒にとって重要なストゥーパで、世界遺産にも登録されています。真っ白なドームと黄金の尖塔が特徴で、ストゥーパには仏教の象徴である「仏陀の目」が描かれています。
このストゥーパは、特にチベット仏教徒の巡礼地として知られ、訪れる人々がストゥーパを時計回りに歩きながら祈りを捧げます。周囲にはチベット文化を感じられる僧院や小さな店が立ち並び、穏やかで静かな雰囲気が漂っています。
ボダナート周辺を歩いていると、祈りの旗やマニ車の音が聞こえ、どこか心が落ち着く感覚を味わうことができます。特に夕方の時間帯は、僧侶たちが祈りを捧げ、ストゥーパ全体が温かい光に包まれる美しい光景が広がります。


ブダナートの敷地内にはいくつかのチベット仏教寺院がありますが、その中でもひときわ目を引くのが「チャム・チェン・ゴンパ(大弥勒寺)」です。この寺院は、華やかな装飾と荘厳な雰囲気が特徴で、多くの参拝者や観光客が訪れます。寺院内には大きな弥勒菩薩の像が祀られており、その美しさに思わず息をのむほどです。

チャム・チェン・ゴンパ(大弥勒寺、Jamchen Choeling Monastery)
私が訪れた際、寺院内を見学していると僧侶の方から座るように促されました。その後、短い祈祷が行われ、腕にプジャ紐(チベット仏教で祈祷を受けた証として腕に結ばれるお守りの一種)をつけてもらいました。儀式が終わると、お布施を求められる流れになります。記帳された金額を確認すると、ほとんどの人がNPR 500~1000を渡しているようでした。この範囲内で渡すのが一般的なようです。
こういった体験は、現地の宗教文化に直接触れる貴重な機会でもあります。あらかじめ心づもりをしておくとスムーズに対応できると思います。祈祷を受けたこと自体が特別な思い出になり、異文化に触れる旅の楽しさを感じられる場所でした。


ボダナートの行き方
所在地: カトマンズ中心部から東へ約6km
アクセス:
◇タクシー: タメル地区から約20~30分、料金の目安 NPR 300~500
◇バス: ラトナパーク(Ratna Park)からボダナート行きのバスが運行
ラトナパークから出ているローカルバスで、先ほどのパシュパティナートをさらに進むとボダナートに着きます。ボダナートだけ、またボダナートを先に行きたい場合はバスストップでマイクロバス乗務員に聞いてまわります。「ボダナー」と言えば通じやすいようです。
カトマンズ滞在中、いくつかの両替所を回りましたが、ボダナートの入口付近と敷地内にある両替所が一番レートが良かった印象です。ただし、為替レートは日々変動するものなので、参考程度にしてくださいね。ここだけの話です。
スワヤンブナート(Swoyambhu Mahachaitya)

スワヤンブナートの概要
宗教:
◇仏教とヒンドゥー教の両方に尊重される
◇チベット仏教徒にとっても重要な巡礼地
入場料: NPR 200(当日のみ有効)
特徴:
◇「モンキー・テンプル」と呼ばれ、多くのサルが生息
◇カトマンズ盆地を一望できる丘の上に位置
◇階段を登ると白いストゥーパと黄金の塔が出迎える
◇仏陀の「すべてを見通す目」が描かれている
◇祈りの車(マニ車)やチベットの祈りの旗が並び、特有の文化的雰囲気を感じられる
注意点:
◇ サルが多いので、食べ物や荷物をしっかり管理すること
◇ 365段の階段は急なので、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめ
細かいお金を持っておらず(NPR 1000札のみ)、チケットカウンターで「おつりがない」と断られてしまいました😅「え~困る~」と粘ってみたら、販売のおじさんがポケットマネーからおつりを出してくれましたが、念のため細かいお札を持って行くのがおすすめです。


スワヤンブナートの魅力と見どころ
スワヤンブナートは、カトマンズ市内から少し離れた丘の上に位置する仏教のストゥーパで、「モンキー・テンプル」としても知られています。周囲に多くのサルが住んでいることから、この愛称がつけられました。
ストゥーパは白いドームと金色の塔が特徴的で、仏陀の「すべてを見通す目」が描かれています。365段の階段を登る道中には、祈りの旗やマニ車が並び、頂上からはカトマンズ盆地を一望できる美しい景色が広がります。
この場所は仏教徒やヒンドゥー教徒にとって重要なだけでなく、チベット仏教徒にとっても巡礼地として大切にされています。チベット仏教徒は、祈りの車(マニ車)を回したり、祈りの旗(タルチョ)を掲げることで信仰を示しており、これがスワヤンブナートの神聖で特別な雰囲気をさらに高めています。タルチョは青、白、赤、緑、黄の5色が特徴で、それぞれ空・水・火・風・大地を象徴しています。風になびくタルチョを見ることで、祈りが世界に広がるという考え方が込められています。私が訪れた際も、チベットの民族衣装を身にまとった人々も多く見られ、独特の文化を感じることができました。
早朝や夕方は静かで落ち着いた雰囲気が楽しめるため、訪れるのにおすすめの時間帯です。この神聖な場所では、多宗教の共存がもたらす特別な空気を感じることができます。


スワヤンブナートの行き方
所在地: カトマンズ中心部から西へ約3kmの丘の上
アクセス:
◇タクシー: タメル地区から約15~20分、料金の目安 NPR 150~300
◇徒歩: タメル地区から徒歩約30~45分
タメル地区から朝、のんびり歩いて向かいました。所要時間は30~40分ほどで、散歩にはちょうど良い距離です。道中ではネパールの人々の朝の暮らしや工芸品店を眺めながら歩くのも楽しい時間でした。到着後は、ストゥーパエリアまでの365段の階段を登ることになりますが、それも旅の一部として楽しめると思います。
Hotel Jampa は、カトマンズの中心・タメル地区にある清潔で快適なホテル。
賑やかなエリアにありながら館内は静かで、スタッフも親切。
観光にも便利で、朝食も美味しいと評判です。
カトマンズ発:名所を効率よく巡るツアー
タメル地区発のツアーを利用すれば、ここまで紹介した三大聖地だけでなく、カトマンズのダルバール広場や歴史と文化が息づくパタン、さらに美しい街並みが広がるバクタプルも1日で効率よく巡ることができます。移動手段を心配することなくスムーズに観光地を楽しめるのが魅力です。
特に、初めて訪れる方や土地勘がない場合、現地の交通機関を使うのは少しハードルが高いと感じるかもしれません。移動に不安がある方や、限られた時間で効率よく観光を楽しみたい方には、こうしたツアーが非常に便利で安心です。複数の観光地を1日で回る充実したプランは、短い滞在でもカトマンズの魅力をしっかり満喫できるのでおすすめです。
カトマンズ: プライベート7ユネスコ世界遺産ツアー(ランチ付き)
まとめ
カトマンズの三大聖地、パシュパティナート、ボダナート、スワヤンブナートは、それぞれ異なる魅力を持つ特別な場所です。パシュパティナートはヒンドゥー教徒にとっての重要な巡礼地であり、荘厳な雰囲気と独特の儀式が見どころです。一方、ボダナートは世界最大級の仏教ストゥーパがそびえ立つ、静寂と瞑想の場として多くの人を引きつけています。そしてスワヤンブナートは、丘の上からカトマンズ盆地を見下ろす絶景と、歴史深い仏教の聖地として知られ、「モンキー・テンプル」として親しまれています。
これらの聖地はそれぞれの宗教的背景や文化を色濃く反映しており、訪れる人に深い感動を与えます。カトマンズを訪れた際には、ぜひこの三大聖地を巡り、その魅力を体感してください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
カトマンズおすすめHOTEL「ホテル ジャムパ (Hotel Jampa)」Hotel Jampa は、カトマンズの中心・タメル地区にある清潔で快適なホテル。
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